INDIA

ついに行ってきました、インド!
10年以上も前から行きたいと思いながらも実現しなかったけど
やっとやっとインドの地を踏むことができて、それだけで嬉しかった旅行でした。^^


空港で両替したら、こんな札束になりました。
左の束で$200分です。
でっかいホチキスでとめてありました。
両替したらぼられてないかその場で確認 っつーのは常識ですが、 さすがに今回はちっとひるんでしまった。。。
後になってわかったけど、これだけあれば1ヶ月くらい余裕で 生活できたみたいです。

そーいやなんかのガイドブックで、インドでは破れたお札は使えないって書いて あったけど、インドで破れてないお札を見つけるのは至難の業だと思う。
だって、おつりでもらうお札は、どーしたらこんなにボロボロになるわけ?っというくらい 、汚いのだ。
マハトマ・ガンジーの顔がまるまる破れて大きな穴がぽっかり開いてるようなお札なんて ザラだし、ごみと間違って捨てかねないほどボッロボロのお札も多かったです。
でも、そーいうお札で断られたことはなかったのでいーんだけど。

Delhiで泊まったホテルのレストランでは、毎晩生バンド演奏やってました。
そしてなんと、キーボードには見慣れたロゴのJUNO-60
インドでも、こういう楽器(といってもかなり古いが・・)が使われているのかと思うとなんだかちっと意外。。。
でも、憧れの地(?)インドで自社製品を見て、なんか無償にうれしくなってしまった。
ところで後から気が付いたんですが、このキーボードの人ってどことなく福〇さんに 似てる?(すごい内輪ネタ)

初めて海外で年越しをした。
しかもインド。
しかも2000年。
夜出歩くのはさすがに怖いので、ホテルのレストランで食事をしたんだけど、 今日はやっぱりインド人にとっても特別の日のようで、豪華なサリーを着た 家族連れが多く、カウントダウンの少し前から、レストランは立派なパーティー会場。
みんな上↑のバンドの演奏に合わせて踊り狂ってました。^ ^;


インド人の子供は皆目がくりくりと大きくて、とてもかわいかった。
インド人の男性はまずとてもかわいいという感じではないのだけど、 子供達はとてもとてもかわいらしい。
いったいいつからこのかわいさは消えうせてしまうのだろう と不思議に思うくらい。
しかし、初めのうちはかわいぃ〜と思って見ていた子供達だったけど、 旅の道中多くのインド人達に騙されまくっているうちに、あぁ、こんなに かわいい子供も、後10年もしたら外国人観光客を騙すようになるんだろうなぁ〜 と思えてかわいさも半減 って感じになってしまった。。。
旅行3日目で既に私達は「信じられるのは自分だけ」という気になっていた。
だって、インド人ったらどいつもこいつも嘘つきなんですもの。。。;_;
アジア人に多いけど、またその嘘に悪気が感じられないところが更に腹立たしい。
バカヤロー!日本人をなめるなよぉ〜TOT と心で叫びつつも、しっかりと 騙されてしまう。。。
でも、旅行後半にはかなり図太くなっていた私達。土産物屋の兄ちゃんに Air India の機内からくすねてきた機内食用フォークやスプーンとなんか交換してくれぇ〜 とか、着古した服とこれこれを交換してくれよぉ〜 とかやっていたら、 近くで見ていた日本人に極悪日本人呼ばわりされてしまった。。。

駅前で食べたターリー。
ターリーというのはこういうお皿にカレーやヨーグルトやピクルス(?)とライスか チャパティー(パン)がついてるインド版の定食みたいなもの。
店によって様々だけど、カレーが数種類あったり、サラダがついてるところもあった。
これで一人10〜20ルピー(約35〜70円)くらい。
左の皿の丸くて平べったいのがチャパティーというインドのパン。
日本ではナンが有名だけど、インドではチャパティーが一般的みたいで、 ターリーはたいがいチャパティーかライスを選択するシステム(?)だった。
味はすごく素朴でさっぱりしてて、それだけ食べてたら飽きてしまいそうな 感じなんだけど、辛いカレーと一緒だとついついたくさん食べられてしまう。。。
その横の丸いボールみたいのはなんちゃらチャパティーというもの。
なんか異常においしそうに見えて、チャパティーだったら辛くはないだろう と思って喜んで食べたら、こればすごく辛かった。。。
辛いというか、すごくスパイシー。。。;_;
余ってしまったのでコトリちゃんがティッシュに包んでお持ち帰りしたけど、 その後インドで食す機会のないままリュックの中に入ってたようで、 日本に戻ってから発見されたそうだ。
で、食べたのだろうか?

バラナシで泊まったホテルで食べたターリー。
部屋まで運んでくれたけど、部屋に机なんてものはないのでベッドの上で。
ちょっとじゃりじゃりしてた。
しかもめっちゃくちゃ辛かった。。。 
しかもこの日はチャパティーでもライスでもなくパーパルだった。
パーパルとは薄〜いおせんべいみたいな感じのパリパリしたもので、なんかパンというよりは おかしみたいなもの。
おいしいんだけど、これだけだと辛いカレーを食べるにはとてもキツイ。。。

これもターリーだけど、このパンみたいなのはチャパティーじゃなくてプーリー。
私はこれが非常にお気に入り。
原料はチャパティーと同じらしいけど、これを焼くんじゃなくて油であげたもの。 ほんのりと甘くてとってもおいしい。
揚げたての時はぷくぅ〜とまあるく膨らんでて、とてもかわいい。
ちなみにチャパティーを焼く前に醗酵させるとナンになるらしい。
プーリーはインドでは朝食に食べるものらしく、昼過ぎに店に入って注文してもないと 言われてしまい、朝の遅い私たちは結局2回しか食べられなかったんだけど、 インドの食べ物で私が一番気に入ったのがこれでした。


このおっちゃんが作ってるのはドサというもの。
厚めのクレープみたいなのに、カレー味のジャガイモ(?)みたいなのがはさみ こんであったのかな?
カメラを向けたら、横でシャワー中だった子供達がすかさずポーズをとったのが おかしかった。

こちらができあがりのドサ。
これ単体だと思ってたら、やっぱりカレーがついてきた。
そんなに辛いわけではないんだけど、やっぱりスパイシー
元々私は辛いものが非常に苦手で、カラムーチョすら食べられないくらいだったけど、 さすがにこう毎食スパイシーなカレーばかり食べていたら、さすがに少しは慣れてきた。
だけど、インド人は毎日毎食こんなスパイシーなものばかり食べてて飽きないんだろうか?
Buddha Gaya で泊まったホテルのおっちゃんと話してたら、インド人はスパイスが 入ってないものはおいしいとは感じないんだ と言っていた。
インド人にとってのスパイスは、日本人にとっての醤油、お酒、みりんっていうのと 同じ感覚なのかなぁ?

これは油で揚げたお菓子を売ってるところ。
名前はよくわかりません。^ ^;;
こーいうお菓子やら食べ物を道端で売ってるところは多いんだけど、どうも めちゃくちゃ辛そうなものかめちゃくちゃ甘そうなものしかなくて、 この手のものも実はあまり食べなかったのでした。
一度どっかで買って食べてみたけど、すごく油っぽい上にすんごく甘くて、 ちょっと全部は食べきれませんでした。^ ^;
冬だというのに、だいたいこーいう甘いものにはハエがたかってるんだけど、 これが夏になったらどうなるのだろう。。。

カルカッタで最後の日の昼間に食べたご飯。
前日に下痢・発熱・嘔吐して弱ってたので、カレー以外のコンチネンタルを 食べるべくちょっといいホテルのレストランへ行った。
牛を食べない国インド、ビーフストロガノフならぬチキンストロガノフっていうのがあったので それにしてみた。
この手前右側に写ってるのがそれ。
運ばれてきたとたん、なんだかいやぁ〜な予感はしたんだけど、、、
一口食べてみて、あぁ、やっぱりここはインドだった。。。と実感した。
確かにいつも食べてるカレーほどスパイシーではなかったけど、 それでも日本人の私には、これは立派なカレーでした。。。

Varanasiで泊まったホテルの窓から見た道路。
野良牛の群に車が往生してるのがおかしい。
インドでは牛は聖なる動物なので、このような場合避けるのは人間のほう。


Varanasi のガンガー(ガンジス川)近くのメインストリートのようなところ。
聞いてはいたけど、インドには牛がいたるところにうじゃうじゃといる。
聖なる動物というくらいだから、どんなに崇めたてられてるのかと思ったが、 店先に並んだ食べ物に首をつっこんでは、店のオヤジにしっしっと追い払われて、 とぼとぼ引き返していく牛なんかもよく目にした。
町をぶらぶらしている牛はみんな痩せていて、なんだか目も悲しげに見えた。
それに何事にもとても無関心。
車がクラクション鳴らそうが人間がどなり散らそうが、全く無関心な様子で、 なんだか皆 既に悟りの境地に達しちゃってるんじゃないか という感じ。

ガートの入り口。
この奥に見えるのが(っつかこの写真じゃ見えないけど)ヒンドゥー教徒にとっての 聖なる川、ガンガー。
聖なる川 といっても別に全然美しいわけでもなんでもない。
ここは沐浴、入浴、洗濯、ごみ捨て、死体流し となんでもありの川なので、はっきり いって見た目はめちゃくちゃ汚い。
じゃぶじゃぶ洗濯してる人のすぐ横に身体を洗ってる人がいて、その少し先では 死体を焼いて流している。
こーいうのを見てると、なんでもかんでも抗菌処理されてる日本の製品がなんか滑稽に 思えてきたりして。。。

ガンガーで沐浴する人たち。
なのか、入浴してる人たちなのか、実はよくわからなかった。。。
冬だったせいか、よく写真で見るような水が見えなくなるほどの人ごみと いうわけではなかったです。
しかし、このころの気温は日本の11月半ば〜12月頭くらいだったので、 とてもじゃないが朝から平気で水に入ろうという気になる温度じゃぁない。
なのに、朝日が昇りはじめるころには、どこのガートでもこれくらいの人たちがもう 川に浸かってる。
私たちも、ガンガーに行くからには絶対沐浴!と思っていたし、初日なんか沐浴に遅刻 する夢を見て朝6時前にはっ と目が覚めたほどだったのに、、、
しかし、あまりの寒さに日寄ってしまい、結局ふくらはぎまで浸かるのがやっとでした。

仏陀が悟りを開いた地と言われる町、ブッダ・ガヤ。
写真はいわゆる物乞いと言われる人たちです。
インドでは、人の同情を引くために親が子供の手や足を切っちゃったりする なんて話をよく聞いたりしてたけど、その真偽の程はわからないけど、聞いてた とおり身体の不自由な物乞いの人たちは多い。
けど周りの景色に馴染んじゃってるというか、不思議と指や手がない人達が 近寄ってきたところで、別に恐かったり不快感を覚えたりということはなかった。
余りにしつこくつきまとわられて、うるせー と思ったことはあったけど。 別にかわいそうという感情は湧いてこない。というか、「かわいそう」という言葉がいかに 失礼な言葉であるか というのが多少なりともわかったような気がした。
この人達は私達と同じように、ただ自分に与えられた人生を生きている というだけで、 それを見た他人がかわいそうなんて思うこと自体がおこがましいことなんじゃないかなぁと思った。


牛の骨。
ここは夏(雨季?)の間は川の底になっているところ。
冬(乾季)の間は川の水は干上がり(?)、川の底を歩いて隣にあるスジャータ村まで 歩いていけるようになります。
スジャータ村というのは、あの♪スジャ〜タ、スジャ〜タ、白いなんとかスジャ〜タ♪ のスジャータで、スジャータというのは、死にかけていた仏陀に牛のミルクをあげて命を救った少女の名前なんだ そうです。

ここがその川。
冬の間は水なんて全くなくなって、へーきで人が歩けます。
でも、足元を掘ってみると中から水が出てくるのでした。
夏(雨季?)でここが川になっている時期は、左に見える橋を渡るのだそうです。

スジャータ村。
これは家かと思いきや、お米を干しているのだそうです。
この村は、チャイ(インドのミルクティー)屋もないくらい何もない村。
見渡す限り畑で、奥に川があってそこでは網をもった女の子2人と魚を網のほうに追いやる おじさんが食料の魚をとっていました。
そんな景色を見ながら川辺に座ってぼーっとしてると、時間の流れるスピードが 日本にいる時の1/10くらいに感じます。

シタール。
弦楽器の弾けない私には、こーんなにたくさん弦の張ってある楽器を弾くのはさぞ難しい ことだろう と思ってたけど、実はシタールって左手で押さえる弦はたったの1本で、残りは そのままジャランジャランと弾くだけだったらしい。
一応軽く弾き方なんぞを教わってみたけど、ギターなんかよりも簡単に弾けそうな気がした。
#実は客に買わせるためのデモだったりするかもしれないけど。。
思わず、う 欲しいかも・・・という気になってしまったけど、これってひとりで弾いてても おもしろくないよね と思って思いとどまった。

スパイス各種。
インドには恐ろしいほどたくさんの種類のスパイスがあるらしい。
お店に並んでるのを見るとついつい欲しくなるけど^ ^; それがどーいうもので 何に使ったらいいかもわからないし、だいたい私はスパイシーな食べ物は苦手だったんだ。
しかし、安いし軽いしお土産にはちょうどいい。
結局数種類のスパイスを買ってきたんだけど、 これのせいだけではないとは思うが、日本に帰ってきて半年たっても、リュックの中にスパイス と一緒に入れていたガイドブックからはスパイシーな香りが漂うのでした。

カルカッタで見た人リクシャ。
リクシャといえばサイクルリクシャかオートリクシャが一般的で、 こうやって人が引いてくれるのは今やカルカッタにしか残っていないらしい。
しかも後数年で、カルカッタでも廃止されることに決まってしまったそうだ。
一度は絶対乗ってみたいと思ってたけど、ついに機会がなくて乗れずじまいでした。
廃止される前にもう一回インドに行きたいなぁ〜

らくだ。
インドではらくだが自転車みたいな感じで物運びに使われてました。
らくだが歩いてるのにはすぐに慣れたけど、ジャイプールという街で 道を歩いてる象とすれ違った時には驚きの余り叫んでしまった。^ ^;
それにしても、なんでらくだっていつも上向き加減で流し目なんだろう。。。


インドでは駅の写真撮影は禁止されているらしい。
でも、どーしても撮りたくて、ファインダーを覗かずてきとーに撮った写真です。
聞いてはいたけど、インドの列車はへーきで何時間も遅れる。
今回の旅行で私達も3回列車に乗ったけど、10時間待ちが2回もあった。
しかも、何時になったら来るかっていうのがちゃんとわかってるわけじゃないので、 駅から出られるわけでもない。しかも夜中だったりすると、恐くて駅構内から出るのもちょっと・・ という感じで、結局地べたに座ってぼけーっと待つはめになるのでした。

これは列車の中から撮った駅の写真。
上の写真もそうだけど、昼間なので皆ふつーに列車を待ってるだけに見えるけど、 夜中の駅はなんだかとっても怪しげな雰囲気でした。
インドとは言え、おもいっきり乾季真っ只中の北インドは非常ーーーに寒かった。
だいたい日本の11月中旬から12月くらいの寒さで、写真ではわかりづらいけど、 インド人は皆セーターを着ていたし、女性もサリーの上からセーターを着ていたくらい。
昼までさえ寒いのだから、夜なんてそりゃもう寒い。夜中の駅のホームに 暖房なんてものはあるわけないし(っていうか、ホテルにだってそんなもんはないし)、 しかも、日本のようにあったか〜いコートを着てるインド人なんてまずいない。
夜中の駅のホームでは、頭からショールを被った人たち十数人が、肌を寄せ合うように じーっとうずくまって座り込んでいたり、地べたに丸まって寝ていたりするんだけど、 失礼だけどそれがごみの山とあまり区別がつかないのでうっかりすると踏んづけてしまいそう。 そんな人達がホームのいたるところにいて、さらにホームをうろうろしてる人もこの写真と 同じくらいいたりして、う〜ん、、、なんと言ったらいいのかよくわからないけど、なんとも インドらしい光景なのでした。

インドのバス。
これは別に停車中のバスにみんなが屋根に登って遊んでいるわけではなくて、 このままちゃんと走っていくのです。
残念ながら今回はバスに乗る機会を逃してしまったんだけど、こんな状態で走って いくなんて、、、ましてやインドのあの荒い運転で。。。

インド人の運転の荒さは、私が今まで行った国の中ではNo.1だと思う。
まず車線があってもほとんど機能してない。
ドライバーはとにかく道が空いてりゃ反対車線だろうが、道路わきの砂利道だろうが 気にせずどんどん走っていく。で、向こうから対向車が来たら自分の車線に無理やり割り込む。
前に遅い車がいれば耳を塞ぎたくなる程の勢いでクラクションを鳴らしまくり、それでも 前の車がどかなければその横の道じゃないところをガタガタと走っていく。
元々車の通る道路だってちゃんと舗装されてるわけでもないので、道路じゃないところなんて ごつごつとした砂利(というより石?)がすごいのに、そこを結構なスピードで走ろうと するもんだから、もう車はガッタンガッタンと揺れまくり、タイヤがとれるんじゃないか と思うほど。

これでよく事故が起こらないものだと思ったら、事故は結構おきてるらしい。^ ^;
今回の旅行中の初めの5日間くらいで、4,5台は思いっきり横転してる車を見かけた。
車専用の道路ならまだしも、渋谷並に人や牛がうろうろしてるような街中でもすごい スピードで走ろうとするので乗ってる方が冷や冷やしてしまう。
これでよく人やリクシャを引っ掛けないな と思ったら、インドのほとんどの車は サイドミラーがない。
これは別に初めからないわけじゃなくて、人やリクシャをひっかけないために とっちゃうらしい。
ってことは、横見てないんか?アンタらは。。。。